2013年4月21日日曜日

高齢者おでかけサポートバス事業が好評 予算審査特別委員会で佐々木とし子市議が質問


3月15日の予算審査特別委員会で佐々木とし子市議は、平成24年度から始まった『高齢者おでかけサポートバス事業』の実績と新年度の取り組みについて質しました。

高齢者バス無料券事業は、所得制限なしで平成3年から平成16年度まで実施されていましたが、市の行財政改革のもと、平成17年度から8000円の定額のバス券交付となり、所得制限も導入されました。

そのとき、老人クラブや市民団体など多くの市民・高齢者のみなさんから市長や議会に要望・陳情が提出され、共産党市議団は、所得制限導入など制度の改悪に反対しました。

このような経過をたどって、平成24年度から所得制限なしの新たな制度としてスタートしました。

平成24年度、当初予算1億1千万円を大幅に上回る約2億3千万円の決算見込みとなり、3月議会には補正予算が提案されました。平成25年度の予算額は1億7千万円です。

佐々木とし子市議は「買い物や社会参加など高齢者健康や生きがい、交通事故の減少、中心街のにぎわいなど数値としてすぐに表せない、高齢者が元気に暮らせるまちづくりに確実に結びついている」と評価した上で、交付率が54.2%という現状から、対象者で未申請の方々へのきめ細やかな周知が必要と求めました。

〈高齢者おでかけサポートバス事業〉

◆目的 高齢者の外出・移動を支援、健康といきがいづくりを支援し、積極的な社会参加の促進、一般的な公共交通機関であるバスの利用を促進することで環境負荷を減らし、そして、高齢者の道路交通の安全を確保すること。

◆対象者 満70歳位上のバスに乗ることができる帯広市民(所得制限なし)

◆手続き ①この制度の対象となる方は、市から申請書が送付されます。
       ②申請希望者は、申請書と本人が確認できるもの(保険証など)を持って市役所2階・高齢者福祉        課の窓口へ
       ③交付窓口にて顔写真を撮影し、その場で『高齢者バス無料乗車証』を交付します。(交付料500円)

【問い合わせ先】帯広市保健福祉部高齢者福祉課 ☎65-4145 FAX 23-0154